本来の相続人が音信不通だが、その相続人に子供がいる場合は?(那覇市)
2016年11月02日
那覇市の方より相続のご相談
母が亡くなりました。父はすでに他界しており、相続人は私を含め兄弟3人です。
ところが、兄がもう何年も音信不通で、連絡ができません。兄には成人した子供が一人おり(甥)、甥とは連絡がつきます。
この場合、兄の分の相続は甥が引き継ぐのでしょうか?
一定の条件を満たさないかぎり、甥が相続人になることはありません
音信不通というだけでは、甥御さんが相続人になることはできません。
まずはお兄様の戸籍を追うなどして、所在地を確認し、連絡をしてみることが大切です。
どうしても所在地が分からず連絡が取れない場合は、家庭裁判所に不在者財産管理人選任の申し立てを行い、不在者財産管理人がお兄様の代わりに遺産分割協議に参加することになります。(不在者財産管理人は、不在者の相続財産を守り、管理する者で、相続人はお兄様です)
お兄様が生きているのかどうかもわからない状態が7年以上も続いているようでしたら、家庭裁判所に失踪宣言を申し立て、失踪から7年後に亡くなったとみなしてもらうことで甥御さんが代襲相続による相続人になり得ます。
ただし、被相続人(今回の場合はお母様)が亡くなった後に相続人(お兄様)が亡くなったとみなされる場合は代襲相続は発生いたしません。
また、お兄様の失踪の原因が震災や船舶事故等の特別な危難によるものの場合、その危難に遭われてから1年が経過していれば失踪宣言を行うことが出来ます。
初回のご相談は、こちらからご予約ください
沖縄相続遺言相談センターでは、「沖縄で幸せな相続のお手伝いをする唯一のお店」をモットーに、沖縄・那覇を中心に相続手続きや遺言書に関する無料相談を実施しております。相続コンサルタントの西山が、沖縄の皆様の相続や遺言に関するお悩みを親身にお伺いします。相続手続きや遺言書の作成の流れや相談者様が疑問に思っていることについて、丁寧にお伝えしますので些細なことでもお気軽にご相談ください。
◆沖縄相続遺言相談センターへのアクセス
沖縄 相続…沖縄県那覇市真嘉比2丁目 37-7号 2階
「生前対策まるわかりBOOK」に沖縄の専門家として紹介されました
当センターを運営しております行政書士事務所ちむくくる代表西山が「生前対策まるわかりBOOK」に沖縄の専門家として紹介されました。