沖縄の方より遺言書に関するご相談
2024年05月07日
Q:行政書士の方、遺言書における遺言執行者の役割を教えてください。(沖縄)
先月沖縄市内の病院で亡くなった父の相続の事でお伺いしたいことがあります。父は生前から、遺言書を法務局に保管してあると話していたため、葬儀や死後の諸手続きが済んでから母と一緒に受け取りに行きました。遺言書を開封してその内容を確認したところ、私が「遺言執行者」に指名されていました。相続人は母と私と妹の三人ですが、なぜ私が遺言執行者なのか生前に聞かされていなかったため困惑しています。そもそも遺言執行者などという言葉は初耳で、何をしたらいいかも分かりません。私は仕事も家庭もあって忙しいので早く相続手続きを済ませるためにもまずは遺言執行者とはどんなことをするのか教えてください。(沖縄)
A:遺言書の内容を実現するための手続きを行う人が遺言執行者です。
沖縄相続遺言相談センターへお問い合わせいただきありがとうございます。相続のお手続きは慣れないものが多く、お仕事などと並行してやらなければならないため、ご相談者様は遺言執行者に指名され、さぞかしご不安であるかと思います。遺言執行者とは、遺言書にある記載事項を執行する人のことを指します。ご相談者様のように遺言者であるお父様が遺言書にて執行者を指定することで決めることが出来ます。
遺言書内で遺言執行者に指定された方は、他の相続人に代わって遺言書の内容を実現するため相続遺産の名義変更などといった相続手続きを進めます。何かと責任のある立場ではありますが、遺言執行者に指定された方は基本的に本人の意思で自由に決めることができますので、必ずしも就任する必要はありません。就任前でしたら、相続人に辞退する旨を伝えることで辞退することが出来ます。また、就任途中にどうしても辞退したいとなった場合でも遺言執行者を辞めることは可能です。ただし、就任途中の場合は、本人の意思だけで辞任することはできませんので、家庭裁判所に申し立てを行ったうえで、家庭裁判所が遺言執行者の辞任を許可するかどうかの判断を行います。
沖縄相続遺言相談センターは、相続手続きの専門家として、沖縄エリアの皆様をはじめ、沖縄周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
沖縄相続遺言相談センターでは、ご依頼いただいた皆様の相続手続きについて、沖縄の地域事情に詳しい行政書士が親身になってサポートさせていただきます。まずは沖縄相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。沖縄相続遺言相談センターのスタッフ一同、沖縄の皆様、ならびに沖縄で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。
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当センターを運営しております行政書士事務所ちむくくる代表西山が「生前対策まるわかりBOOK」に沖縄の専門家として紹介されました。